2012年2月3日金曜日

やっと違法アップローダーLODA.JPがサービス終了

違法アップローダーLODA.JPがやっと閉鎖されるのか。
2012年2月1日付けのLODA.JPの告知には、
特にユーザーサポートは全く不足していました。本当に申し訳ありませんでした。
(中略)
閉鎖の理由は、著作権侵害ファイルやウィルスファイルへの対応が非常に困難になってきていることです。
これらのファイルについては、今まで主にパトロールやユーザーからの通報によって強制削除処理を行ってきました。
とある。
嘘やおためごかしはよせ。
2009年夏に私個人の所有する著作権が、このLODA.JP上で侵害されたためLODA.JPに問い合わせたが何の返事もなかった。もちろん、LODA.JPが自主的に著作権侵害行為を排除することもなかった。無責任極まりない。
刑法のように幇助犯が著作権法でもあるのかどうか知らないが、著作権法違反の未必の故意による幇助罪が成立していた状態で運営がなされていた。

LODA.JPのサイトには連絡先として、1つメールアドレスが載っているだけである。運営法人あるいは個人名、および住所、電話番号については一切記載がない。
ということは内容証明郵便が送付できない。これは裁判逃れの一手段でもあったといえる。裁判に訴える場合、相手の名前と住所が原則必要なのだが、これを調べるために余計な手間がかかることになるからだ。手間が増大することによってかかる時間と訴訟費用も増大するため、損害額が軽微であればあるほど訴訟を起こすのに躊躇してしまう。


アップローダーへの強権発動と言えばMEGAUPLOADへのFBIによる捜査が記憶に新しい。
以下、ITmediaニュースの記事へのリンク。
「米司法省とFBI、MEGAUPLOADを著作権侵害容疑で遮断 関係者を逮捕」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1201/20/news049.html

余談だが、裁判逃れの最近の有名な事例は2chのシンガポール法人への所有移転がある。
GIGAZINEの記事2つへリンクしておこう。
「2ちゃんねる」の譲渡について、今後の裁判などに与える影響を顧問弁護士に尋ねてみました」
http://gigazine.net/news/20090105_2ch_court_procedure/
「2ちゃんねるがひろゆきから謎の会社「PACKET MONSTER INC.」に譲渡完了、その正体を探る」
http://gigazine.net/news/20090102_2ch_packet_monster/


LODA.JPにしろ、2chにしろ無責任なIT関連事業者はこの世から消滅すべし。そして二度と復活させない仕組みが必要だ。
無責任なIT関連事業者は、FBIとまでは言わなくとも、是非任天堂やディズニーあたりの著作権にうるさくて訴訟資金の豊富な企業に目を付けられて、徹底的に裁判で損害賠償債務を負わされるのが世のためだ。