2012年2月4日土曜日

マザーボードチップの発熱

先日のPCパーツ交換後、PCケースの蓋を開けたままにして内部を監視してみた。
マザーボードのノースブリッジチップのヒートシンクに触ってみるとすっごく熱い。FAN無しだがなかなかごついヒートシンクが付いていて、しかも一年でもっとも寒いこの時期にもかかわらずだ。
室温は8℃。
ノースブリッジチップはCPUとビデオカードの間に位置するチップのことね。

自分はヒートシンクに触れる程度の熱さなら50℃未満、数秒間すら触れないぐらい熱いなら50℃を超えていると大まかに判断している。この感触だと40℃くらい?だろうか。
少し気になったのでマザーボードの付属ツールを起動してみたが不発・・・窓が出ない。なんだこれは。
気を取り直してフリーソフトウェアのopenhardwaremonitor-v0.4.0-betaを使用して温度を計測してみた。
以下に、C9(3Dモデルのネットゲーム)で遊んでみるという、PCの仕様用途の中ではかなり重い負荷をかけた時の計測結果の内一部を貼り付ける。
+- Gigabyte GA-990FXA-UD3 (/mainboard)
|  +- ITE IT8720F (/lpc/it8720f)
|  |  +- Temperature #1 :       35       13       36 (/lpc/it8720f/temperature/0)
|  |  +- Temperature #2 :       45       18       51 (/lpc/it8720f/temperature/1)
|  |  +- Temperature #3 :       47       15       60 (/lpc/it8720f/temperature/2)
|  |  +- Fan #1         :  2732.79        0  3461.54 (/lpc/it8720f/fan/0)
|  |  +- Fan #2         :  795.991  279.041  819.175 (/lpc/it8720f/fan/1)
|  |  +- Fan #3         :  1767.02  1730.77  1785.71 (/lpc/it8720f/fan/2)
|
+- AMD FX-8120 (/amdcpu/0)
|  +- CPU Core #1    :  3422.89  1409.41  4027.16 (/amdcpu/0/clock/1)
|  +- CPU Core #2    :  3422.89  1409.41  4026.98 (/amdcpu/0/clock/2)
|  +- CPU Core #3    :  3422.89  1409.41  4026.94 (/amdcpu/0/clock/3)
|  +- CPU Core #4    :  3422.89  1409.41  4026.93 (/amdcpu/0/clock/4)
|  +- CPU Core #5    :  3422.89  1409.41  4026.93 (/amdcpu/0/clock/5)
|  +- CPU Core #6    :  3422.89  1409.41  4026.94 (/amdcpu/0/clock/6)
|  +- CPU Core #7    :  3422.89  1409.41  4026.93 (/amdcpu/0/clock/7)
|  +- CPU Core #8    :  3422.89  1409.41  4026.93 (/amdcpu/0/clock/8)
|  +- Core #1 - #8   :   36.125     3.75     48.5 (/amdcpu/0/temperature/0)
|
+- NVIDIA GeForce 9800 GT (/nvidiagpu/0)
|  +- GPU Core       :       38       17       46 (/nvidiagpu/0/temperature/0)
|  +- GPU Fan        :       40       40       40 (/nvidiagpu/0/control/0)
|
+- HDT722516DLA380 (/hdd/1)
|  +- Temperature    :       26        7       26 (/hdd/1/temperature/0)

赤・橙色を付けたところが各パーツの最高温度。
左の数値が計測結果出力時点の温度、真ん中の数値が最低温度。
#2と3のどちらがノースブリッジチップの温度かが分からないが、おそらく一番熱い#3がそうだろう。
えっ!? マザーボードのチップの温度がPCパーツの中で一番温度が高くなってる!
CPUの温度が一番高いものだと思い込んでいたので意外だ。
この程度の負荷ではCPUが本気出さないだろうか。それとも、CPUリテールクーラーがいい仕事をしているのだろうか。

ノースブリッジチップの温度は何度計測しても63℃を超えることはなかった。この程度ならまぁ良かろう。
ただ、マザーボードメーカーがノースブリッジチップにこのヒートシンクを付けているのだから通常の使用でならなんら問題はない、とは言い切れないのが難しいところ。
日本の高温多湿の夏にフル回転する環境を想定していない場合があるからだ。新環境にして初めての夏が近づいてきたら要監視である。

冷却について思い巡らしていると色々とくだらないことを思いつく。
ヒヤッと冷たいPCケースの金属部分とヒートシンクをつなげられたら、PCケースを巨大なヒートシンクとして利用できるよなぁ。あれ、これって良いアイデアじゃないか?
・・・それにしてもこの熱、部屋の暖房に活かせないものだろうか。部屋が寒い。


計測結果を眺めてその他に気が付いたことを記録しておこう。
・M/B Fan #1はおそらくCPUファン。最低回転数0は起動直後の2-3秒間のみの結果。
・M/B Fan #2はおそらくPCケース前面の吸気ファン。
・GPU Fanはなぜか40%で固定。固定なら固定で100%とならないのが気になるところ。
・SSDはHDDよりも5℃以上温度が低い。冷却に関してはあまり気にしなくて良いパーツだ。

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