2012年2月8日水曜日

武道必修化

数年前から耳にしていた武道必修化がもうすぐ学校で始まるんだとか。
自分の出身高校には段持ちの剣道の先生が一人いたけども、そんなに学校の先生って武道やってる人多かったっけ?と思っていたら、新聞を眺めてたら数日間の研修で~などと書かれていた。
片腹痛い。
長年の修練も無く人に教えられるレベルの技術が身に付くわけがない。
柔道は崩し一つ無いただの揉み合い、剣道はチャンバラごっこになってしまう。
そういう面では相撲が一番マシになるのかもしれない。
指導能力不足から特に柔道で子供が無用のケガをする心配があるよなぁ。

この3つだけで、なんで空手や合気道などの他の格闘技はないんだ?
武道必修化の目的は体育以外に日本固有文化を学ばせることにあるためか。
空手は唐手とも言われるものだし日本固有のものじゃないと言えばないか。
合気道は歴史が浅いから外されたのか?

そもそも教育に武道を持ち込むことが変だ。
武道と呼び始める前は武術、つまるところ殺人のための技術だったからだ。
確かに、柔道では柔術にあった危険な技法は封印されている。
だが、そこに道という言葉をくっつけてみても、本質が争いごとなんだから教育に相応しいものに仕上がるなんて考えるのは勘違いも甚だしい。
日本固有の文化を学ばせたいなら短歌や俳句、茶など他に山ほどあるじゃないの。単に行儀作法を教えるだけでもいいくらいだ。


ここで視点を変えてみる。
年に10~15時間程度しかやらない武道でも、施設はまともなものを用意するだろう。
すると公立校ならば公共工事の需要が強制的に発生させられるわけだ。
武道必修化の流れは目先を変えた箱物行政なのではなかろうか。

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