2012年3月1日木曜日

洗脳という言葉

オセロ中島の家賃滞納ニュースでさかんに洗脳という言葉が使われている。怖い言葉で、戦争や宗教、監禁、拷問、薬物といった負のイメージが常に付きまとう。

ものを洗えばきれいになるはずだが、いわゆる洗脳がなされたら脳は逆に汚れる。なのに洗という字が使われている。これはつまり、洗脳「する」側が字を選んだ言葉ということになる。洗脳「される」側の都合などおかまいなしなのだから至極当たり前か。
Wikipediaによれば、語源は朝鮮戦争時代に中国共産党が使っていた言葉なのだそうだ。然り然り。
洗脳ではなく「染脳」が適切だと言う論者もいると載っている。洗脳という言葉の出所が嫌なので、別の言葉で言い表せないかと考えてみていたが自分ではこれほどウマイのは思いつかなかったわ。「汚脳」とか「変脳」じゃ意味不明だし。

洗脳を英語訳するとマインドコントロールになるのかと今まで思っていたが、Wikipediaを読むとそれぞれは異なったものだと書いてある。
人格が出来上がった人間に対して行われるのは洗脳なんだそうだ。対して、人格が出来上がっていない人間に対して行われるのがマインドコントロール。オセロ中島の場合は洗脳に該当することになるので、報道でマインドコントロールという言葉が一切使われていないのは適切なわけだ。
ふむ、世の中特殊な概念や文化の違いで翻訳が難しいケースがままあるから、「洗脳の英訳」と「マインドコントロールの和訳で漢字を充てたもの」を見かけないのもそういうケースに該当するのかもね。

あまりものを考えないで生きていくことはある意味楽だ。誰かにべったり精神的に依存して生きている人って巷にはいるしね。自分はそんなのまっぴらごめんだけど。
自称占い師の詐欺師なんか依存相手としては最悪の部類よな。俺はお笑い芸人ってほとんど知らないけども、オセロのコンビはたまに見るTVで面白かったし元通りに戻って欲しい。でも、こんだけ醜聞が報道されちゃうと元通りの芸能界復帰は無理なんかなぁ。