2012年3月12日月曜日

Skyrimのローカライズ

ローカライズとは現地語への翻訳作業を指す。
Skyrimの場合は英語を日本語へ翻訳した。ファンタジーゲームの翻訳は架空の造語や古風な言い回しが随所にみられるため、現代のニュースなどを翻訳するよりも格段に難易度が高い。こいつは大変な作業だ。

Skyrimの翻訳について興味深い放送があったことを見つけたのでリンクしておこう。電撃オンラインで2回に分けて放送されたものだ。

「【DXラジオ】“翻訳しすぎない翻訳”とは? 来週発売の『TES V:Skyrim』について岩本けいプロデューサーにいろいろと聞いてみました!」
http://news.dengeki.com/elem/000/000/432/432764/
「【DXラジオ】『TES V:Skyrim』にはどんな楽しみ方があるの? リスナーのさまざまな質問に岩本Pが答えてくれました!」
http://news.dengeki.com/elem/000/000/435/435272/

この放送によれば、Skyrimでは120万語の英語を一ヶ月半で翻訳したそうだ。最終的な人数は不明だが、翻訳作業開始時に13~15人だったとのこと。
うーむ、こんな規模で作業が完了できるのか。にわかには信じられんな。


最初の宿リバーウッドの酒場に着いて吟遊詩人の歌が聴こえてきた時、吹き出してしまった。歌までローカライズしてあったのだ。
声優さんって大変や!私には無理。
上の放送でこの吟遊詩人の歌について触れられている。放送を聞いてから思った、笑ってすまなかったと。
ただ、曲中の読み込み時間が歌の間としては長いから、できたら処理方法を改善して半減させて欲しいかな。

YouTubeに「赤のラグナル」英・日・露語版の聴き比べの動画があった。 
3つ目のロシア語バージョンがかっこいいんだわ。各国版のタイトルを載せておこう。
英語 Ragnar the Red
ロシア語 Рагнар Рыжий
ロシア語って日本語と同じ2バイト文字なんだっけ?その他に、
ドイツ語 Ragnar der Rote
フランス語 Ragnar le Rouge
イタリア語 Ragnar il Rosso
スペイン語 Ragnar el Rojo
があった。これで全部かな?各国版のを聴き比べてみると面白いよ。

【追記】
ポーランド語もあるそうだ。