YOMIURI ONLINEの記事より。
「2ちゃんねる管理会社、実体なし…日本で運営か」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120327-OYT1T00043.htm
2ちゃんねる管理会社はペーパーカンパニーであった。
識者が100人いれば100人ともがまず間違いなくそうだと思っていた通りの事実が確認されただけだ。
しかし、その確認されたということがとても大切。
シンガポールのパケット・モンスター社へ2ちゃんねるの管理業務を譲渡したように仮装した目的の一つは間違いなく裁判逃れであり、当ブログ内の記事やっとLODA.JPサービス終了で触れた通りである。
この裁判逃れの手法は残念ながら法には違反しない。道義的に強く非難されるだけである。
ところが、今回取り沙汰されているのは裁判逃れではなく捜査逃れという犯罪行為が強く疑われているのである。裁判逃れは主に民事裁判を念頭において行われるものだが、犯罪行為の隠蔽は刑事罰を逃れようとやらかすことだから話が変わってくる。一種の脱法行為だから道義的に非難されるだけではすまない。
裁判逃れをする相手に対して小額の民事訴訟を起こすのはとてもしんどいから、ここは検察にきっちりと証拠を押さえて罰を与えてもらいたいものである。
今回検察が不起訴にしてしまいそうな気もするが・・・。
インターネット関連事業は胡散臭い会社が非常に多い。目に見えず分かりにくく、法の整備が足りていないところへ大金が動いているからだ。
ゆめゆめ油断してはならない。