2012年3月11日日曜日

震災関連会議の議事録が作れない日本

東日本大震災から今日で1年経つ。
地震・津波に次いで原発爆発事故と放射能汚染が起きた。
未だ復興ならず。1日も早い復興を願う。


東日本大震災で日本のダメな部分がいくつも露呈してきた。
Yahooニュースの記事に1つリンクしておこう。
最近騒がれている話題だ。
「原災本部 混乱の議事概要 記録不備、原因究明の障害に」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120310-00000110-san-soci

今時会議が録音されていないという事実に驚く。
責任の所在を曖昧にしたいという政治屋の、表立てることのできない意向のなんと強力なことか。
平時は無難にすごせて当たり前、有事の時こそに役に立たないものなんて要らないのだ。
給料、この場合は歳費泥棒やな。

戦国時代の兜の前立ては戦時障害物に当たった時にたやすく壊れるようにしてあったという。障害物に引っかかって動けなくては戦働きに差し障る。場合によっては死にかねない。
また、江戸幕府の家老だったかの役職にあったある者が、移動時の駕籠を常に早駕籠にしていたというエピソードがある。これは異常事態の時だけ早駕籠で移動すれば何か異常事態が起こったことを庶民に知られることとなり、要らぬ弊害を生むことを避けるためにそうしていたというのだ。
こういう備えこそが「心得」というものだ。
今の日本政府には有事に備えた心得が足りていなかった。万一戦争でも仕掛けられた時はどうなることやら。