本屋の漫画雑誌コーナーですんごい分厚いやつが目に入った。
月刊アフタヌーンだ。
雑誌本体も分厚いのだが、異常に分厚い原因は間に挟みこまれた小冊子だ。
四季賞2012年夏受賞作が掲載されたこの小冊子、普通の漫画単行本1冊分の厚さがある。
四季賞ってのは投稿漫画コンテストの優秀作品に贈られる賞ね。
審査員が谷口ジローってのもいい。
最近では猟犬探偵1巻の出来が素晴らしかった人だ。
雑誌本体で最初に目を引いたのは鶴田謙二の書いた水着の女の子。
この人寡作で有名だけど、ちゃんとある程度の量を書くように心入れ替えたのか?
手に取ってパラパラめくっていくとある絵が目に入った。
豊田徹也だった。
正直作者の名前は覚えていなかったのだけれど、絵は決して忘れない。
銭湯を舞台にした非常に趣きのある漫画を書いていた人だ。
今回の主人公の女性はもろに俺の好み。
何年ぶりか、久々にアフタヌーンを買うことにした。
月刊アフタヌーンは以前に随分長く買い続けていた。
背表紙の無い頃から買い始めて20年近く買っただろうか。
刊行されて暫く経った、ああっ女神様の顔が今と全く違う頃からだ。
田中政志のガンマン漫画が異彩を放っていた頃でもある。
掲載されている漫画に面白いものが多く、単行本で買いなおすのも大変なので雑誌の状態で全て残すという暴挙。
おかげで部屋の一角はアフタヌーンの山で埋まっていた・・・。
そんなに長く買い続けていたアフタヌーンだったが買うのを止めてしまった。
掲載漫画で面白い思えるものが少なくなってきて、漫画単行本で買えばいいやと思う数になったので購入を止めてしまったのだ。
山のように溜まっていたのも回収業者へ。
今思うと少々残念だ。
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