2013年1月8日火曜日

CPUクーラーの興味深い話

エルミタージュ秋葉原にパソコン全般にわたって密度の濃い対談が掲載されていた。
中でもCPUクーラーに関する対談部分が目を引いたので紹介しておこう。

忘れた頃にやってくる「エルミタ的成田空港現場対談 2013 冬」
http://www.gdm.or.jp/review/2013/0106/16369
Patric氏:  面白いといえば、よくメーカーの製品サイトに、CPUクーラーの受熱ベース部分が鏡面仕上げで、ドライバーなどを鏡写しにしてアピールする画像がありますね。あれにはプロダクト・マネージャー(PM)などよく苦笑しています。鏡面仕上げ=よく冷えるというイメージがありますよね。でもマイナスな場合が多い。製品をよく見せるために、わざわざコストのかかるメッキ処理やコーティングを施している。つまり、受熱ベースに層ができてしまう事で、熱伝導の妨げになります。製品をよく見せるためにやっている事が多い。
Patric氏は某大手メーカー勤務のテクニカルマネージャーだ。巷ではあんまり耳にしないけども大事なことをサラッと言ってくれるんで驚く。流石はプロだわ。
鏡面仕上げが性能面ではマイナスにしかならないなんてちょっと考えれば分かることなのに、知らずにありがたがっているのは間抜けだよな・・・。
編集部:  では、ヒートパイプのダイレクトタッチ式をどうみていますか。 Patric氏:  あれも善し悪しです。出始めの頃は革命的なものでしたが。ちなみにダイレクトタッチ式の方が今は製造コストが安い。
善し悪しとはどういうことなんだろうか。もうちょっと説明して欲しかった。なんせ、今使っているCPUクーラーCooler Master製 Hyper 212 EVOがまさにこのダイレクトタッチ方式なんだわ。(記事はCPUクーラー交換 Cooler Master製 Hyper 212 EVO
編集部:  ちなみにグリスはどうですか。 Patric氏:  ローラーを使って受熱ベースに塗られているものは、すぐに拭き取った方がいいと思います。マザーボードのチップやグラフィックスカードのGPUで使用されているものも含め、僕は全部塗り直します。やはりシルバー含有のグリスがオススメ。なおCPUに塗る場合、中心部にグリスを盛って押しつけることはせず、やはり適量を“5点塗り”を推奨します。
これはPC自作愛好家にはもはや常識としなければならないレベルの話やな。俺もCPUはこうするけど、マザーボードやビデオカードまでやるのはメーカー保証が切れるから二の足を踏んでる。

この対談はCPUクーラーの他にもPCケースについての裏話など大変に面白いので一読をお勧めする。

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