2016年12月14日水曜日

CPUクーラー Engine 27

独特なデザインのCPUクーラーが発売された。
Thermaltake製 Engine 27 1U Low-Profile CPU Cooler
(画像はThermaltake公式サイトから転載)
http://www.thermaltake.com/Cooler/Air_Cooler_/Others/C_00002957/Engine_27_/Design.htm

外見を見て思わずオッと声が出た。金属部品が回転するのを見て、全国に千人はいる(はずの)熱心なCPUクーラーマニアは、画期的なCPUクーラー Sandia Coolerを思い出したことだろう。
現状Intel CPUにしか対応していないので俺がこれを使用することはないが興味を持った。

エルミタージュ秋葉原のライターもかなり興味を持ったようで、
エルミタ的一点突破 Vol.42 Thermaltake「Engine 27」がかなり気になる
http://www.gdm.or.jp/review/2016/1213/187857
という記事が掲載されている。最後の「後世に残る名機のひとつに数えられるだろう」は発売して間もない製品に対して言い過ぎやけどw

金属部品が回転する点では共通しているがSandia Coolerとは冷却設計思想が異なっている。外周が固定された放熱フィンであることによって安全性は確保されたと言えよう。その代わり回転部品が小さくなり、小型ファン特有の騒音と似たような問題がこの製品にも発生している。70Wまでの対応商品としてはややうるさい。
今後の改良案として、
・AMD製CPUへの対応
・回転部品の直径を大きくして回転数を減らす
・全高を高くして外周固定フィンの表面積を稼いだ上で、フィンの幅を縮める
などが考えられるが如何だろうか。

素朴な疑問なのだが、CPUクーラーはPCケース内で地面に対して横向きに設置されることが多いが、設置方向によって金属製で重さのある回転部品に影響はないのだろうか?このことは回転部品の大きさへの制約になってそうだから、簡単には大型化ができないかもしれないな。
何にしてもIntel製省電力CPUを使っているならこれを試して損はなかろう。省スペースで横置きタイプのPCケースであればなおさらである。