(この文言はconeco.netの体験レビューに記載が定められている文言です。)
【追記】は記事の最後にあります。
■はじめに
・coneco.net体験レビューについての説明はこの記事の最後に書いてあります。
・この「はじめに」の項目だけ丁寧な表現で書いてありますが、以下の記事本文はいつもの文体に戻します。
・このレビュー記事は以前に書いた記事パソコンケースの良し悪しの判断ポイントに沿って書きました。
・掲載画像が多いので使い回せる画像は複数回使っています。 読み込みの速さ狙いです。
■公約について
体験レビュー応募時にどのようなレビューを書く予定かを公約としてconeco.netさんに知らせることになっている。
私が知らせた公約の概要は、「PCケースにマザーボードを付けたままCPUクーラー(およびビデオカード)を交換することを擬似的に体験してみる」であった。この擬似的に体験してみるという言葉がどういう意味かを説明しておく。
リテールCPUクーラーの冷却性能に不満は無かったが、CPUに負荷をかけるとファンの回転が4000rpmを越えたあたりから騒音が酷かったので、夏になる前に社外品のCPUクーラーに交換することにした。本製品に旧PCケースで使っていたPCパーツを移植するにあたり、同時にCPUクーラーを交換するのであれば、
セオリーに従い先にCPUクーラーを交換してからマザーボードをPCケースに取り付ける
べきだが、今回はあえて順序を逆にし、
先にマザーボードその他パーツ全てをPCケースに取り付けてから、最後にCPUクーラーを交換する。
本製品にはマザーボードトレーに穴が開けられており、PCケースからマザーボードを取り外さなくても、バックプレートを使用するタイプのCPUクーラーが取り付けられるようになっている。この流行の機能を体験するためにあえて取り付け手順を変えて、CPUクーラーだけを交換するかのように擬似的に体験してみる、というわけだ。■本製品の概要と外部リンク
商品名称はCarbide 300R。
型番はCC-9011014-WW。
コルセア製PCケースのカーバイドシリーズ(Corsair Carbide Series™)4製品の中で一番廉価なモデルである。
ミドルタワーゲーミングケース。電源下置きタイプで付属搭載電源は無し。
カーバイドとは炭化物のこと。ってことでカラーが黒なんだろうか。
なお、画像端が湾曲しているように見える(左側の木の柱が顕著)のは私の撮影技術が未熟なためであって、もちろん実際は正確な直線である。
価格比較サイトconeco.netの本製品ページ
http://www.coneco.net/PriceList.asp?COM_ID=1120125053
Corsair社の本製品ページ
http://www.corsair.com/en/pc-cases/carbide-series-pc-case/carbide-series-300r-compact-pc-gaming-case.html
国内正規販売代理店リンクスインターナショナルの本製品ページ
http://www.links.co.jp/item/cc-9011014-ww/
■組み込んだPCパーツリスト
CPU: AMD製 FX-8120 BOX
CPUクーラー:リテールクーラー ⇒Cooler Master製 Hyper 212 EVO
M/B: GIGABYTE製 GA-990FXA-UD3 Rev.1.0
メモリ: Corsair製 CMZ8GX3M2A1866C9R [DDR3 PC3-15000 4GB 2枚組(合計8GB)]
GPU: GALAXY製 GF P98GT/512D3/LOW POWER ⇒GIGABYTE製 GV-R785OC-2GD
SSD: A-DATA製 AS510S3-120GM-C
HDD: 日立製 HDT722516DLA380 [160GB ATA2 7200rpm]
光学ドライブ: LG製 GH24NS70WH バルク [DVDマルチドライブ]
電源: 玄人志向製 KRPW-SS600W/85+ [80BRONZE]
ケース: 本製品(Corsair製 Carbide 300R)
OS: Windows7 Professional 64bit SP1 (DSP)
■梱包について
側面にケース構成部品の展開図が印刷されていて非常に分かりやすい。
■PCケースの良し悪しを判断する旧ポイントについての判定
はじめに述べたようにパソコンケースの良し悪しの判断ポイントに記載したポイントに沿ってレビューする。評価は優良可の三段階。
・デザイン ・・・評価 優
本製品が目を引いた最初のポイント。
ダミーの六角ねじをアクセントにした、シンプルな直線基調の落ち着いたデザイン。シンプルだが単なる直方体に近いようなつまらないデザインではない。
前面パネルにヘアライン(縦方向の非常に微細な筋彫り)加工が施されている。ヘアライン加工によって前面パネルに金属のような質感が与えられ、マットブラック(つや消しの黒)の色とも相まってプラスチックケースにありがちな安っぽさを感じさせない。
電源LEDとHDDアクセスLEDが白色なのも個人的にありがたい。常時点灯しているのに赤色だと落ち着かないからだ。
側面パネルを外したところ、内部まで黒色に塗装されて色が統一されている。こういうのが最近の流行らしい。
・サイズ ・・・評価 優
幅211(実測210だった)mm X 奥行き495(背面手回しねじを含まずに実測485)mm X 高さ474mm
ミドルタワーサイズのケースとして大き過ぎず、小さ過ぎず適当な大きさである。
ビデオカード1つ目の搭載部分の奥行きは41cmを超えている。GPUチップを2つ搭載するような超大型サイズのビデオカードの搭載も可能になっている。
・強度 ・・・評価 優
鉄板の厚さは0.80mm。(レビューを機会に買ってきたノギスによる手動計測)
色々な方向からケースにかなり強く力を込めてみたがたわむようなことはなかった。
一番不安な箇所となる側面パネルの両端を手で持ち、地面に対して水平に保ちながら、上下にユサユサ揺らしてみると、わずかにたわみを感じる程度。
裏面三辺にある山折の折り返しで強度を増している。
塗装の剥げにくさや、プラスチック部分の経年劣化の程度は買ったばかりで未だ不明。
・軽量度 ・・・評価 良
ケース重量約6.4kg。女性にも気楽に持ち運べて、かといって強度が落ちてしまうような軽さでもない適度な重さ。
・通気性 ・・・評価 優
前面、背面、側面、上面、底面それぞれにメッシュ加工された通気口が設けられていて通気性が最大限に確保されている。
ファンは購入時に前面に1つ、背面に1つの合計2つ付いている。いずれも3ピン端子で接続する。
前面 x2 14cmまたは12cm (14cm1つ標準搭載、もう1つはオプション。つまり、もう1つ付けたければ別途購入することになる。)
背面 x1 12cm (標準搭載)
側面 x2 14cmまたは12cm (オプション) ビデオカードの位置に2つ横並び
上面 x2 14cmまたは12cm (オプション)
と合計7つ設置できるようになっていて、これも最大限に確保されていると言ってよかろう。さすが、ゲーミングケースと謳われているだけある。
・防塵性 ・・・評価 可
前面、底面の通気口に防塵フィルターが設置されている。
前面の大きな防塵フィルターは前面パネルのプラスチック部分とメッシュ加工の金属板の間に挟まれており、その金属板の縁のでっぱりが折り曲げられて固定されているので気軽に取り外せる仕組みではない。本製品唯一と言っていい弱点である。
僅かな埃であれば掃除機で吸い取れば済むが、埃がある程度溜まってしまうと折り曲げられた金属板の縁のでっぱりを起こしてメッシュ加工の金属板を外すことになる。何度もでっぱりを起こしたり戻したりを繰り返しては金属疲労で破損する心配があるので、まめに埃掃除したい人は一度でっぱりを起こしたら2回目以降の掃除に備えて、両面テープでメッシュ加工の金属板と前面パネルを固定するなどの工夫をする必要があろう。
前面横側のフィルターは取り外せる。
また、底面電源部の通気口にあるフィルターも取り外せる。
上面の開口部がかなり大きく、金属のメッシュは目が粗いので、ファンを設置しない場合は粉埃対策に何らかのカバーをかけておきたい。ファンを設置した場合でもPCの電源OFF時にはやはりカバーが欲しい。
側面はファン未設置でもさほど埃を気にしなくてよいだろう。
・メンテナンスのしやすさ ・・・評価 優
ケースサイズがミドルタワーサイズなのでPCパーツの交換は楽々。
側面パネルは両側共に手で回せるねじ2つで固定されているので、取り外しにドライバーは不要。このねじと背面拡張スロットのねじが手回し可能なタイプだ。
また、これらのねじとマザーボード固定用ねじにはマイナスドライバーも使えるように溝が切ってある(いわゆるプラスマイナス形状)ので、万一プラスドライバーでねじ穴をナメても安心。
5.25インチドライブベイも取り付けにドライバーは不要。説明書に記載が無いので取り付け方法に戸惑うが、単に前面からドライブを奥へ押し込んでいけばよいだけだった。奥まで押し込む過程で横側止め具のPUSHと書いてある部分がパチッと跳ね上がる。外す時はこの部分を文字通り押せばよい。
シャドウベイにはドライブレールが4つ全てに付いており、これも説明書に記載は無いが、3.5インチドライブを取り付けるならドライブレールのたわみを利用してドライブのねじ穴へドライブレールの突起をはめ込むだけでよかった。ドライブレールには2.5インチドライブを取り付けるねじ穴も用意されている。
なお、画像のシャドウベイ上から3段目にあるSSDの位置は仮組み状態で、正常な取り付け位置よりも手前に来ている。
最下段にある付属品の入っていた小さなダンボール製の箱は、4つ目のシャドウベイを使う必要が無い限り、便利なのでこのまま外さずにドライブレールに付けておくことを推奨したい。余った付属品や外した拡張スロットの蓋などをしまっておくのに最適だ。付属品はケースと一緒にしておけたらそれに越したことはない。
前面パネルを下側に手をかけて外してみると簡単に取り外せる。出来る限り上部にある端子に余計な力がかからないように外したい。接合部は金属になっていて繰り返し取り外しても安心の強度。
5.25インチベイの蓋は簡単に付けたり外したりできる。
前面パネルの大きな防塵フィルターについての注意は防塵性の項目で書いた通り。
・安全度 ・・・評価 優
PCケース内部の鉄板の縁の加工処理具合は非常に良好。丁寧に折り曲げ処理がなされていて手を怪我する危険はまず無い。ただ、電源部あたりの突起など、一部尖っている箇所については怪我をしないように注意しよう。
・拡張性 ・・・評価 優
5.25インベイ x3
シャドウベイ 3.5インチまたは2.5インチ x4
ケース背面の拡張スロット x7
シャドウベイは4つもあれば一般用途には十分だろうが、録画PCやRAIDなどでたくさんドライブを積む人は数に注意だ。
・静音性 ・・・評価 可
この項目は残念ながら本製品にさほど期待できない。ケース内部に組み込んだPCパーツのファンの回転数がうるさいレベルまで上がってしまうと、ケースのあちこちにメッシュ加工された通気口が設けられているので、その音がだだ漏れになってしまう。ゲーミングケースであるがゆえに通気性を優先し、静音性は犠牲になっているのだ。
ケース底面四隅にあるゴム足は防振に効果がありそうな少し柔らかめの素材でよさそう。
・価格 ・・・評価 優
coneco.netの本製品ページへの外部リンク
http://www.coneco.net/PriceList.asp?COM_ID=1120125053
価格は上記リンクをご覧いただきたい。記事執筆時の掲載価格は約7千円~1万円。
個人的には本製品のような良い作りのPCケースがこんな値段で買えるとは驚いた。非常にコストパフォーマンスが高いと感じる。
■PCケースの良し悪しを判断する新ポイントについての判定
新ポイント(新とはいえ、ここ10年間ほどで付加されたもの)として挙げてあるものは以下の7つ。
・前面端子 ・・・評価 優
USB3.0 x2
イヤホン端子とマイク端子 各1
が用意されている。
USB3.0端子は背面USB端子からの延長ではなく、マザーボードへ接続するタイプなので、手持ちのマザーボードにある端子の規格と合っているか見ておきたい。特に、USB3.0登場初期の頃は端子形状に混乱が見られたので、この頃のマザーボードを使っている場合は注意を要する。以下の画像で端子の形状を見てとって欲しい。
・HDD、SSDなどの横向き設置 ・・・評価 優
シャドウベイが横向き設置となっている。
・HDD、SSDなどのドライブベイの取り外し ・・・評価対象外
この項目はビデオカードから水平延長部分にはじめからドライブベイが無く、評価対象外である。
シャドウベイ部分は取り外しできないが、メンテナンスのしやすさの項目で書いた通り、ドライブレールが用意されているので取り付けやすさはドライブベイを取り外せる場合以上に優れている。
ドライブベイを取り外す目的はドライブを付けやすくするのと、長大なビデオカードの搭載を可能にすることなので、はじめからドライブベイが無くても本製品はそれらの目的を害していない。
ただ、ケース内の支柱が1つ無いのと同じになるので強度が心配になるが、強度の項目で書いたように何の問題も無いので安心だ。
・CPUクーラー取り付け用の穴 ・・・評価 優
かなり大き目の穴が用意されている。対応するCPUの位置が多くてよい。
体験レビューでAMD製CPUを使っていた方が他にいたかどうか把握していないが、画像をご覧いただけばこのマザーボードのAM3+ソケットの位置を把握してもらえるだろう。
今回マザーボードを取り外さずにCPUクーラーを交換してみたが確かに楽だ。
変更前 リテールクーラー
変更後 Cooler Master製 Hyper 212 EVO
このCPUクーラーの高さは159mm、幅はファンを含んで120mm。
ヒートパイプ先端からケース側面までの余裕は約9mm。
隣の赤いヒートスプレッダ付きメモリとの間隔はわずか1mm弱。ファンは定位置だとメモリに接触してしまうので少し上に設置したら、ケース側面との間隔は1.5mmくらいしかなかった。かなりギリギリ。
なお、下の画像だとCPUクーラーファンとビデオカードの基盤の間隔は錯覚なのかあまり空いて無いように見えるが、実際は6cm近く空いている。
詳しい交換レポートは記事を改めた。
⇒CPUクーラー交換 Cooler Master製 Hyper 212 EVO
・裏面配線 ・・・評価 優
裏配線スペースの幅は約20mm確保されている。
今回のパーツ取り付けではそれほど裏面配線を徹底しなかった。裏面に回すのを止めたコードがいくつかある。
特に、CPU脇の4+4ピン ATX12V電源はコードを裏から回そうとするとケース角の隙間から通すことになるが、自分の使用している電源では最短距離でないことが影響して、コード長(55cm)が厳しくてギリギリ届くかどうかという状態だった。
何が何でも裏面から配線しようと無理をしないことだ。将来取り外す時の取り外しやすさも考えて、使用しているPCパーツに合わせて表から配線することも検討しよう。
・PCケース前面・背面以外の通気 ・・・評価 優
上の通気性の項目に書いたように十分確保されている。
・水冷対応 ・・・評価 優
水冷クーラー用のホース穴が背面に3つ用意されている。
また、ケース上部にCorsair製の人気大型簡易水冷クーラーCWCH100の設置が、Corsair公式HPにて可能だと記載されている。これは同じ製造会社のPCケースとCPUクーラーを使うメリットの1つだろう。
■ビデオカードの交換
交換前 GALAXY製 GF P98GT/512D3/LOW POWER
交換後 GIGABYTE製 GV-R785OC-2GD
GV-R785OC-2GDのカード長はファンを含めると233mmである。補助電源がカード後方へ延びているがそれでもまだまだ空間に余裕がある。
詳しい交換レポートと各種ベンチマーク計測結果は記事を改めた。
⇒グラフィックスボード交換 GIGABYTE製 GV-R785OC-2GD
■Open Hardware Monitorによる測定結果
フリーソフトOpen Hardware Monitorを使い各パーツの温度を測定してみた結果を掲載しておこう。
室温26℃。Carbide 300Rケースを使用し、CPUクーラー変更後・ビデオカード変更前の状態。
3Dモデルのゲームを小一時間遊んでそれなりの負荷をかけた後、この記事を書いていて30分間くらい経過した時点のアイドル状態に近い状態で測定したもの。
CPU 最高温度52℃ 測定時16.9℃
マザーボードチップ最高温度61℃ 測定時28℃
ビデオカード 最高温度56℃ 測定時42℃
SSDは不明
HDD 最高温度39℃ 測定時38℃ (画像には載っていない)
■総合評価
PC自作初心者からゲーマー、オーバークロッカー、自作熟練者まで広くお勧めできる。
最初にざっと全体を見たところ完成度が非常に高く、ならば減点方式で粗探しをしようとしても難点は見当たらない。説明書の記載内容の不足は現物をいじればすぐ分かるし、さしたる問題ではない。
難点を強いて挙げるなら静音性だが、これは通気性を重視したPCケースなので静音性までも求めるのは酷というものだ。それでも、静音性重視のPCケースに後から通気性を求めるのはかなり無理があるが、通気性重視のケースに後から静音性を求めることは可能だ。私のように限界性能の高いパーツを組み込んで、簡単に高負荷状態にならないようにする手法がある。また、自分の使用用途に不要だと思う通気口があれば塞いだり、パネルに吸音シートを貼るといったような工夫も可能だ。
PCパーツは日進月歩だけども、6年ぶりとなった新ケースを眺めていると、PCケースのようにアナログな部分まで進歩が目覚しいことに驚いた。
出来がよいPCケースなので黒以外に白・アイボリーなどの色違いが欲しくなる。
以下はレビューと直接関係が無い内容である。
■PCケースを変えるに至った動機
CPUクーラーを換えたくなったのだが、今まで使用していたPCケースのマザーボードトレー(マザーボードを取り付ける面)には穴が開いていないので、マザーボード裏側からバックプレートを使用するタイプのCPUクーラーを取り付けるには、いったんPCケースからマザーボードを取り外す必要があった。PCケースからマザーボードを取り外すってことは、PCパーツ一式全てを交換するのと手間がさほど変わらないことを自作する人ならご存知だろう。
また、イヤホン用端子(夜にゲーム音を抑えるためイヤホンを使っている)や、USB端子(サブPCとのデータのやり取りにUSBメモリを使っている)が、PCパーツ仮組みに使ったPCケースENERMAX CS-710には前面になくて不便な思いをしていた。仮組み後無事動いたので面倒くさくてそのまま使用していたのだが、これら端子はケース後方にあっても抜き差しが手間だし、特にイヤホンはコード長に制限があるので自分の動きまで制限されてしまう。
ってことで、PCケースも適当な物があればこの機会に換えておきたかったわけだ。
■最後に
この記事はブログの他の記事とはガラリと趣きを変えたものとなっている。
記事の最初および最後にある文言「coneco.netの体験レビュー」とは、
1.レビューする対象になった品物についてレビューをしたい者がconeco.netさんに応募し、
2.当選すればconeco.netさんからその品物が貸与され、
3.書いたレビューがconeco.netさんからレビューとしての水準にあると認定されれば、
4.貸与してもらった品物をもらえる
という流れの仕組みのものである。通常、体験レビューは価格比較サイトであるconeco.netさん自身のサイトへ記載するのだが、今回外部の個人ブログへの記載も一部の対象商品について認められており、この記事はそれによるものである。普段と異なり、ブログのこの記事を書いた報酬として対価を受け取っていることを明記しておく必要があった。
しかし、私の流儀として、対価を受け取っていても巷にあるようないわゆるちょうちん記事を書く気はさらさら無いので、もし商品に悪い部分があれば隠さずにずばり指摘する。内容の公平性を損なうやらせの類は一切ないことを宣言しておこう。ただ、社会性が求められるレビュー記事であるので、普段たまに吐いている暴言をここでは止め、極論めいた意見も必要がないなら言わないでおいた。
【追記】
1ヶ月間を経過したので規定通り追記レビューをする。
記事執筆以降、毎日PCを使っていて気が付いたことは以下の1つのみで、他に特筆すべき事柄は無い。
異音がPCケース内部から僅かに聴こえてきていたので、発生源を調べてみるとHDD取り付け部からの共振音だった。
不審に思い、レールに取り付けたままのHDDを設置場所へ2、3度出し入れしてみたら共振音は無くなった。当初奥まで押し込んで定位置に収まったと感じたことを記憶していたが、実際は上手く収まっていなかっただけだろうか?
何にしても現在共振しなくなったので問題は無い。
【追記2】
ケース側面が透明アクリル板になった別モデル「CC-9011017-WW」が2012年7月14日に発売された。
側面パネル以外の変更点は無いようである。
ケース内部に光るパーツを組み込んでドレスアップしたり、ファンなどのパーツの様子・挙動を監視したりしたい人には便利だ。
元になったモデルCC-9011014-WWよりも10ドルだけ設定価格が上がった。
http://www.corsair.com/en/pc-cases/carbide-series-pc-case/carbide-series-300r-windowed-compact-pc-gaming-case.html
http://www.links.co.jp/item/cc-9011017-ww/
【追記3】
共振音がもう1箇所、前面パネル右横の細長いフィルター部からたまに出たことがあった。取り外せる、別パーツであるということは共振する可能性もあるということだ。
(この文言はconeco.netの体験レビューに記載が定められている文言です。)